2011/7/29(金) 第35回 曇りのち晴れ一時雨
定点観測写真:西側の山に雲海がかかって一種幻想的
今日は第1圃場で、有機肥料ペレット撒きと、芽かきと新梢誘引の続き。必要に応じ草刈り・草むしり。前回やり残した、シャルドネやメルローやヤマソーヴィニヨン等の欧米品種の苗にペレットを撒く。
そして、あまり生育が良くない苗についても芽かきをするようにというUさんの指示に従って、芽かきと必要に応じ新梢誘引を行った。
天気予報通り3時を過ぎると弱い雨が落ちてきた。今日はかんかん照りでなかったが、それでも汗だく。
お茶の話題は収穫時期について。
最初の収穫はデラウェアとキングデラでそれが8月中旬、その次が紫玉、そして藤稔、アジロンダック、巨峰、ピオーネと続き、ロザリオ・ビアンコが最後。
10月初旬から醸造用の収穫が始まり、まずマスカット・ベーリーA、そして生食用も含めすべての最後に甲州、という順番だそうだ。
紫玉という品種名は初めて聞いた。一見したところ巨峰だけど、巨峰からの枝変わりである。
紫玉(早生高墨)は、「昭和57年、当所の高墨に早熟枝変わりを発見し、この枝で育苗し、また、原木の他の枝に高接ぎして遺伝的に早熟性が固定していることを確認した。…
昭和62年8月、『紫玉』と改め登録品種(第1404号)…。
7月初旬に着色を始め、7月下旬~8月初旬に成熟する。極早熟の巨大粒品種である。高墨も元は巨峰の早熟枝変わりであり、本種で巨峰は2回早熟に枝変わりをしたことになる。その結果、巨峰より2週間熟期が早まった。…
やや果房が小さい … 、粒張りも小さく、平均13g(30 x 28 mm)、最大17g程度。実止まりは巨峰よりよく、裂果はない。
M.T.C.組織培養のものは糖度18~22度に達し、食味、品質は巨峰と同じく優秀である。… 収量調節を徹底し、成り過ぎさせてはならない。」
(『ブドウ品種解説』甲府、植原葡萄研究所、1994年8月10日発行、p. 51)
枝変わりとは、「目の成長点の細胞が突然変異を起こし、それから生じた枝全体が、他と異なる形質をもつようになること。芽条変異。」
(『デジタル大辞泉』より)
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