2011年9月23日金曜日

ぶどう園ボランティア日記34

2011/7/26(火) 34回 曇りのち晴れ。

定点観測写真:天気予報通り曇り空。でも写真ほど暗くはなかった。

            

福泉寺前のキングデラは既にヴェレゾンが始まった。先週はまだ青々としていたのに植物の生育のテンポの早さには驚かされる。ぶどうの生命力の強さを感じる。

            

 今日は一日第1圃場で肥料撒きと草むしり。肥料は、以下の有機物を主成分とす るもの。肥料の袋に、以下のように記載されている。

「ブドウ専用ペレット685 : 高級有機70% : 苦土1 マンガン0.3 ホウ素0.1

 20kg入り袋裏面の「指定配合肥料 生産業者保証票」によると、肥料の名称は「有機入り果菜配合4号」で、保証成分量(%)は以下のとおり。

「窒素全量    6.0 内 アンモニア性窒素2.0
りん酸全量  8.0 内 く溶性りん酸5.0 水溶性りん酸3.0
加里全量    5.0 内 水溶性加里5.0
く溶性苦土  1.0 内 水溶性ホウ素0.1
水溶性マンガン     0.3

配合されている原料はというと、次のように表示されている。
植物油かす類・骨粉質類・硫酸加里・化成肥料・動物かす粉末類・
副産りん酸肥料・副産植物質肥料・硫酸アンモニア・混合有機質肥料・
副産苦土肥料・ほう酸塩肥料 

備考が2つある。
備考1.重量割合の大きい順である。
2.副産りん酸肥料は牛に由来するものである。 

備考2についてはさらに「副産りん酸肥料は牛の脊柱等が混合しないものとして農林水産大臣の確認を受けた工程において製造されたものである。」
そして「この肥料には動物由来たん白質が入っていますから、家畜等の口に入らないところで保管・使用して下さい。」ともあるので、狂牛病について警告しているのだろう。

「く溶性」って? 

「【ク溶性成分】クエン酸2%液で溶ける肥料成分のことです。根から出る根酸程度の弱い酸にはすぐに溶けませんが、もう少し強い酸に溶ける成分です。徐々に溶け出すためゆっくり効きます。」
(住友化学園芸のHPより。http://www.sc-engei.co.jp/siru/h_qa.htm 2011727日アクセス)

クエン酸とは、
「柑橘類の果実中に遊離して存するほか、生物界に広く分布する有機酸。また、細菌などの発酵生成物。水に溶けやすい結晶で、爽快な酸味を有し、清涼飲料水の材料または媒染剤などに用いる。そのナトリウム塩は血液凝固阻止剤。」
(『広辞苑』より)

大きさ78mmで顆粒状のペレットを、苗の根元に、分量は手で一掴み程度を、丸く撒く。水溶性の成分は雨によって溶け土中に浸透していくということのようだ。

               
肥料をまいていて気になったのは、葉がない樹があって、鹿が相変わらず食べに来ているのではないかという疑いを持たざるを得ない。一回食べられただけではなく、また食べられたのではないかという疑いがある。

探してみると、鹿の新しい糞があった!その後も侵入しているのだ!

そこで畑の下の道路からの入り口に設置されている金網の扉を閉じてみた。これで効果が出るか?

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