2011年9月5日月曜日

ぶどう園ボランティア日記27

2011/6/20(月)  27回  曇り時々晴れ後雨

昼寝から起きてみると雨が降っていた。コウモリ蛾防除液塗布作業は雨が降ると効果が薄れるので、続きは次回まわしということになった。14時前に早上がりする。

定点観測写真:751分撮影



今日の作業は3種。第1圃場と第2圃場の新梢誘引、芽かき、コウモリ蛾の防除液「ガットサイド」塗布。

2圃場の苗は新梢誘引するほど伸びておらず、誘引の必要がない苗については防除液「ガットサイド」塗布だけを行った。


土壌により苗の生育に良し悪しがあることは、第1と第2圃場の苗を見ると歴然としている。ほぼ同じ時期に植えたにもかかわらず、第1圃場の苗は新梢誘引が必要なほど伸びているのに対し、第2圃場の苗は芽吹いた直後のような状態で、誘引するほどに伸びた芽は未だにない。

しかし、生育の良し悪しよりも気になったのは、新芽と葉が鹿に食べられてしまい(?)無残な状態の苗がいくつも見られたことである。

                           
新しい鹿のふんがあったので、多分犯人は鹿だと思うが、どこから入ってきたのか周囲を見回ったところ、車の出入り口に張ってあるネットに、ペットボトルに水を入れて重りにしあったが、そのペットボトルがなくなって青い紐だけになっていたり、ペットボトルが壊されて中の水が流れ出て重りの役目を果たしていなかったりした。


これでは、鹿が気ままに出入りできてしまうだろう。新芽を食べたい一心で、鹿はペットボトルを壊し、紐を引きちぎってペットボトルを外し、そしてネットをくぐって圃場に入って食べたということだろうか。動物の智恵も恐ろしいものだ。

対策として、ネットだけでなく金網を設置するのがいいだろうということになり、午後小雨の中、鹿(と車)が出入りできないように、出入り口にもともと開閉用に置いてあった4枚の金網を閉じることにした。

さて、ガットサイドという殺虫剤についてネットを調べてみたらS化学のページにあった。

「有機リン系殺虫剤。MEP乳剤。乳白色泥状粘稠液体。毒性は普通物。有効年限は3年。有効成分は、
MEP(PPTR・1種 第251)   ……      1.0 % 
鉱物質微粉、酢酸ビニル樹脂、界面活性剤、水等……99.0 %
樹体に塗布または散布することにより、穿孔性害虫の食入や産卵を防止し、また成虫の脱出を阻止する効果があります。みかん・なつみかん(カミキリムシ類・ミカンナガタマムシ)、 … ぶどう(コウモリガ)、… の害虫防除剤。アルカリ性薬剤とは混用しない。
雨天や降雨の前後の使用は効果が劣るのでさける。
薬液が葉にかかると薬害が生ずるおそれがあるので、かからないように樹幹部のみに散布する。
収獲終了後から萌芽までは2回、萌芽後は2回。
くりおよびぶどうのコウモリガに対しては幼虫喰入期直前~喰入初期に地際部から1.52mまでの主幹及び主枝に原液~1.5倍液をていねいに塗布するか所定の希釈液を十分ぬれるよう散布する。
コウモリガの被害は特に地際部に多いので地際部に薬液が十分付着するように処理する。
なお、ぶどうの場合、新梢への処理は薬害を生ずるおそれがあるので新梢部の被害防止を目的としては使用しない。」( http://www.i-nouryoku.com/ より)

                                       

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