2011/10/16(日) 第49回(つづき3)
絞り汁は、フリーランに近い搾汁前半と絞り取った後半の2つに分けられ、ステンレスタンクで発酵される。熟成は木樽で行われるとのこと。
勝沼人の大地赤の圧搾も同じ機械を使うので、甲州の搾りかすを圧搾機のドラムからかき出して、ドラムを洗う。
かき出したカスは圧搾機下に置いたたらいに落とし込む。
赤が入っている発酵タンクを圧搾機の傍にフォークリフトで持ち上げる。先ほどと同じ台の上に2人が上がって、バケツでタンクから圧搾機に移す。完全手作業。タンクの中味が減ってくるとバケツが届かなくなるので、もう一人がタンクの中の脚立の上に乗って、3人のバケツリレー。さらに減ってくると脚立はどけて、長靴の底をタンクの底につけてバケツリレーを続ける。なくなったら圧搾開始。
一方、空になったタンクを水洗いして圧搾された液を入れる準備をしておく。
圧搾機の受け皿に溜まった液は、ポンプにより圧力をかけられホースを通って、洗ったタンクに戻される。白の3倍近くの量があるのでタンクになみなみと入って光り輝いている。
12時50分頃、赤をタンクに移し終わったところで作業は終了となった。
赤の熟成には、これまで白ワインのために使用されていた2002年の古樽を使う、つまり10回目の使用ということになる。
帰りがけに撮った定点観測写真(10月16日13時34分)。
(10月16日終わり)
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