2011/10/16(日) 第49回(つづき2)
麻屋葡萄酒での、甲州の仕込みとマスカット・ベーリーAの圧搾作業の手伝いの続き。
赤の圧搾の前に9時過ぎから白の仕込みが始まった。昨日の搬入以来、雨に濡れた水分を飛ばすため、0~5℃の保冷コンテナに入れてあった収獲カゴ38箱の甲州ブドウをフォークリフトで醸造所内に運び込むところから。
運び込んだら、圧搾機の準備で、液が受皿の外にこぼれないようにドラムの両側にビニールカーテンをかける。
今年の勝沼人の大地白の甲州は、除梗・破砕をしないで、いきなり圧搾するとのこと。醸造家の判断により、教科書通りではない醸造過程となる。
圧搾機は(当時の西)ドイツ製でホーヴァルト社Howardのもの。H1900PLE型。20年以上使用されている。ホーヴァルト社は、ハイデルベルクの北東約35㎞のオーデンヴァルト地方Odenwaldにある小都市で、ヘッセン州の東端、バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州との州境に近いところにある。
ドイツ語で圧搾機はRotavatorというらしい。ちなみにロータリエンジンは、Rotationskolbennmotor。
圧搾機の前に置かれた1.5m位の高さの踏み台に乗った人に収獲カゴを手渡しすると、台の上の人が圧搾機にブドウを放り込む。
操作盤の左上に圧力計がある。
(つづく)
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