2011年11月5日土曜日

ぶどう園ボランティア日記49-3

2011/10/16(日) 49回(つづき2)

麻屋葡萄酒での、甲州の仕込みとマスカット・ベーリーAの圧搾作業の手伝いの続き。

赤の圧搾の前に9時過ぎから白の仕込みが始まった。昨日の搬入以来、雨に濡れた水分を飛ばすため、05℃の保冷コンテナに入れてあった収獲カゴ38箱の甲州ブドウをフォークリフトで醸造所内に運び込むところから。

               
運び込んだら、圧搾機の準備で、液が受皿の外にこぼれないようにドラムの両側にビニールカーテンをかける。

             

今年の勝沼人の大地白の甲州は、除梗・破砕をしないで、いきなり圧搾するとのこと。醸造家の判断により、教科書通りではない醸造過程となる。

圧搾機は(当時の西)ドイツ製でホーヴァルト社Howardのもの。H1900PLE型。20年以上使用されている。ホーヴァルト社は、ハイデルベルクの北東約35㎞のオーデンヴァルト地方Odenwaldにある小都市で、ヘッセン州の東端、バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州との州境に近いところにある。

ドイツ語で圧搾機はRotavatorというらしい。ちなみにロータリエンジンは、Rotationskolbennmotor

圧搾機の前に置かれた1.5m位の高さの踏み台に乗った人に収獲カゴを手渡しすると、台の上の人が圧搾機にブドウを放り込む。


暫くすると果汁が落ちてくる。

             

圧搾時間は1時間に設定。40分位経過したところで圧力計の針は、1.63バールbarを示していた。
                             
操作盤の左上に圧力計がある。

             

受皿にたまるはしから、ポンプで小型のステンレスタンクに送られる。

              
(つづく)

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