2011/4/5(火) 第12回 8時50分頃~17時頃 快晴
(第12回のつづき)
「M.T.C.選[抜]甲州系フリー5BB」という苗木について調べてみました。
M.T.C.は、Meristem Tip Cultureの略で、先端組織培養の意です。
詳しくいうと、Meristemは分裂組織。Tipは先端。Cultureは、この場合、文化でも耕作でもなく培養を意味します。
選抜とは、最優秀で糖度の高い系統を選抜し.組織培養株をもとに育苗したという意味です。
フリー5BBとは、台木がウィルスフリーの5BBであることを意味し、5BBは台木の種類の一で、ベルランディエリーBerlandieriとリパリアRipariaを掛け合わせたテレキ系品種です。
ウィルスフリー苗は1980年代から普及し始めた、ぶどう栽培史上画期的な苗です。ぶどうの葉が紅く紅葉するのも、葉が巻くのも、糖度が上がらないのも(13~14度にしかならない。本来は18度以上なければならない)ウィルスのせいであることが知られてそれを解決するために作出されました。
午後は、1時間半ほど午前の続きで苗木の植え付け作業。お茶の後、新圃場に、2種の白品種、ソーヴィニヨン・ブラン2本と甲斐ブラン1本を植え付け作業。新圃場は、試験圃場的性格を持ち、仕立ては垣根作りです。
植え付け作業の後、棚栽培用の錆びた鉄製ワイヤー撤去作業。17時頃まで。
勝沼ぶどう郷駅の甚六桜の蕾が膨らみました。帰り途で撮った写真です。
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