2011年7月22日金曜日

ぶどう園ボランティア日記12

3月11日14:56、東北関東地方大震災(のちに東日本大震災)発生。66年の人生において未曾有の大地震。地震と津波と原子力発電所の惨事。地震津波だけでなく、特に原発の事故は惨憺たる有様。
地震国の沿岸に原子力発電所を設置するという国策が誤りだったことが顕在化した。
原子力発電にまつわる半世紀に及ぶ隠蔽体質は一朝一夕に改まるわけもなく、世界から信用を失った。
普段7千人~8千人が働く福島第一原子力発電所だけでなく全ての原発には、巨大な各種資源がからみ、このような歴然たる事実を前にしても、脱原発で再出発するという国レベルの方針を持ち足並みを揃えることができない。嘆かわしい。

頻発する余震も続き、敢えて帰宅困難者になるわけにもいかないので、4週間以上勝沼行きを控えて状況の推移を見守っていたが、今日から再開することにしました。

2011/4/5(火)  12回 850分頃~17時頃 快晴

定点観測写真:

甲府盆地の空は、震災などなかったかのように雲一つない快晴。


午前中は、棚作りの甲州畑に新苗20本を植え付ける作業。

 
中国製の穴掘機(いったんドイツが輸入し→日本へ輸出したもの)を使い、苗ごとに1メートル程度の深さの穴を掘ります。
掘った穴に、昨年来仮植えして育てられてきた、植原葡萄研究所の「M.T.C.選[抜]甲州系フリー5BB」を植えます。苗木の幹は30cm程度、根は5070cmにも成長し、根を30cm程度に切り揃え、掘った穴の宙に浮かせたところへスコップで周囲の表土をかけ穴を満たします。そしてポリタンクから10リットル程度の水をかけ、しばらくして水が吸い込まれたら掘り出した土をかぶせてでき上がり。
               

今日植えた甲州の仕立てはやはり棚作りですが、一文字短梢となる予定です。
       

       

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