2011/9/28(金) 第44回 快晴
いよいよマスカット・ベーリーAの収獲日なので、前夜「ひとつぶの葡萄」に宿泊するため、14時25分の中央線下りででかける。
定点観測写真:27日16時23分撮影。秋の空。
駅についたその足でUぶどう園によって、ぶどう収獲箱を肩からつるす肩掛けを借りる。「ひとつぶの葡萄」への途中MBAの畑によって収穫前日の様子を写真に撮る。
27日夕食時、「ひとつぶの葡萄」で出している1升瓶の生ワインを飲んでみた。なるほど良い出来で、旧来の造りから脱皮しようとしていることがわかる。しかし、それが醸造技術的になかなか難しいらしく、抜け切れないのも伝わってくるような出来だった。
一夜明けて、28日朝5時55分頃、マスカット・ベーリーAの畑に着く。快晴。早速簡単な説明を今年の栽培責任者Tさんから受け、3人で収獲作業開始!
午前中は、途中新田正明さんを含め何人か人の出入りはあったが最大6人で、10時頃小休止しただけで、12時まで摘み取りを続けた。写真は2時間程度経過後の様子。
お昼はUさん特製鹿肉の仙人カレーと北あかりのチーズ焼きとサラダ。どれもおいしかった。カレーには10kgもの玉ねぎを使うとのこと。簡略化した作り方であると謙遜だったが、良く煮込まれたもので、ピリッとスパイスの効いた素晴らしい味付けのカレーだった。東銀座のナイルのキーマカレーのよう。
この日は、病果を摘粒しながらの作業で、つまり収獲兼選果作業にしては、若干人手不足は否めず、午前中のうちに完了させることはできなかった。15時55分頃までかかってようやく終了。
収獲が終わると、いままで畑一面にぶら下がっていたぶどうが一房もなくなり、黄葉し始めた葉だけが残された。うら寂しい姿。
収穫の終わった圃場は、お礼の施肥をされ(この畑には施さないようだ)、束の間の休息期間に入る。その後落葉したら、剪定作業が待っている。
昨年12月17日に第1回の作業参加以来、9ヶ月と10日でワイン用ぶどうの収獲となった。作業の結果がどのようなワインに仕上がるのか楽しみである。
この畑のマスカット・ベーリーAを使った「勝沼人の大地 赤」の2010年は、ぶどうの病気で収獲量が少なかったため存在しない。
2009年のダイヤモンド酒造による赤の「勝沼人の大地」は、土地の滋味を映し出したかのような身体に優しくおいしい仕上がりになっていた。
2011年ものは麻屋葡萄酒によってどのようなワインになるのであろうか。来年4月の蔵出しが今から楽しみである。
帰りがけホームから見るとぶどうの丘は西日に輝いていた。17時19分撮影。
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