2011年8月13日土曜日

ぶどう園ボランティア日記24

2011/6/7(火)  24回 曇り時々晴れ

定点観測写真:
       
今日は生食用ぶどうを相手に仕事した。午前中はピオーネの房づくり作業。
ピオーネの場合は、原則として第1花房を生かし、その主穂(肩房が下向きの形の良い房の場合はそちら)の先端から4cmを残してそれ以外の小梗をそぎ落とし、肩房を(肩房を残す場合は主穂を)切り落とす。

ピオーネ畑が完了後はキングデラの上隣の巨峰畑で房づくり作業。

時々晴れ間がのぞき棚の間から太陽が顔を出す。

巨峰の房づくりは、主穂の先端から5cmを残してその上の小梗をそぎ落とす。原則を外れ、肩房を残すときの観点はピオーネと同じ。また、原則として第1花房を残し、第2花房以降を切り落とすのもピオーネと同じ。

 
写真は、巨峰の例で、房づくり前と房づくり後の新梢を示す。

房づくり前:
       
 
房づくり後:
           
5cmの房が収穫時には20cm位の大きな房になるので、長さは4倍、体積は64倍になる。つまり残すべき5cmの房の小梗の小さな一粒一粒を大事に優しく扱い、鋏は注意深く入れなければならない。今の作業が、収穫時の房の外観に決定的な影響を及ぼす。その時の形を想定しながら、繊細かつ大胆迅速に作業を行う。醸造用には不要だけれど、生食用には欠くことのできない作業である。

        
         

0 件のコメント:

コメントを投稿