2011年8月3日水曜日

ぶどう園ボランティア日記17

2011/4/27(水)  17回 835分頃~1545分 晴れのち曇り、強風


朝散歩。ユースホステル前の三光寺の樹齢670年の巨大な杉の木が素晴らしい。



825分頃、勝沼ぶどう郷ユースホステルからぶどう園へ。

今日も、甲州種の圃場に鹿除けネット張りの作業。

お茶の話題はボルドー液と甲州種ワインの香りについて。
数年前に、甲州種を「ノンボルドー」で栽培すると隠れていた香りが出てくると世間で話題になったことがある。特にメルシャンの「きいろ香」や中央葡萄酒グレイスワインの「デュブルデュー」などが華々しく取り上げられた。
ノンボルドーというと、100%ボルドー液を使わないと思われがちだが、必ずしもそうではないらしい。
ぶどうの病気を防ぐのに、昔から使われているボルドー液に勝るものはなく、Uぶどう園でも、ボルドー液を全廃する必要性はないと考えていて、ノンボルドーに近い栽培を行っている。
スピードスプレイヤーという機械を使って、房にボルドー液がかかろってもお構いなしに棚の下から散布するのではなく、ぶどうの房に直接ボルドー液がかからないように、手間と労力はかかるけれど棚の上からボルドー液を散布している。合羽を着用し、いちいち脚立に上がり降りして、陽を浴びて手袋の中まで流れるような汗をかきながら、棚の上から数メートル四方ごとに散布するのは相当過酷な労働である。そのようにして、ノンボルドーと呼ぶことも可能なやり方で作業が行われている。

故富永敬俊博士の著書やテレビ番組を通じて得た知識が、現実にはどのように行われているのかを知って、幅を増したように思う。
             

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